第13回 車いすを使う高齢の母と同居しています。母はもちろん、家族全員が暮らしやすいバリアフリー住宅にリフォームできますか?

大和ハウスリフォームのご提案

屋外に出やすいように、玄関土間を拡張。車いすを置くスペースを設けるとともに玄関からキッチンへのダイレクトな動線を実現し、家族みんなにとって便利な間取りに変更します。

大和ハウスリフォーム株式会社
関東支社 北関東支店 群馬営業所 設計課
一級建築士 福祉住環境コーディネーター

大越 智之

※所属は取材時の情報です。

リフォームご提案プラン

  • BEFORE
  • ご予算約700万円 AFTER お母さまのスペース 板の間とトイレ、二間続きの和室はお母さまとの同居の際に増築した部分。将来に備えてトイレの間口を広げて使いやすくしました。 玄関ホール 広くなった玄関ホールは、ギャラリーとしても活用できるようにしています。また、靴の脱ぎ履きがラクにできるように折りたたみ式のベンチを設けました。 玄関 玄関を引き戸に変更。さらに土間スペースを広げてお母さまが気軽に外出できるように、車いすの収納場所を設けました。 キッチン 玄関土間からキッチンへと続く動線を新たに設け、買い物帰りなどに玄関から直接キッチンにアクセスできるようにしました。

リフォームを希望されるお客さまの年代として、60代のご夫妻が多くいらっしゃいます。そのリフォームの際に必須となるのがバリアフリー化です。今回はお母さまと同居されているご夫妻への提案を紹介します。

ご家族構成は、60代のご夫妻と80代後半のお母さまの3人家族。お住まいは築30年ほどのダイワハウスの建物で、ご入居後数年でお母さまとの同居のために増築をしています。今回のリフォームにあたっては、外出時に車いすを使うお母さまへの配慮とともに、ご夫妻自身の将来も考えて、バリアフリー化を希望されていました。

リフォームでのバリアフリー化で、まず挙がるのが段差の解消です。昔の家の和室は5センチほど上がっていることが多いので、これを下げて床面をフラットにします。次が扉で、開き戸は可能な限り引き戸に変更します。また、玄関やトイレに手すりを設けるのはそれほど費用がかかりませんし、誰にとってもあると便利なものですので、リフォームの際に取り入れることをお勧めしています。

今回のケースでは、お母さまは外出時だけ車いすを使われるということで、浴室など水まわりを車いす対応にする必要はありませんでした。そこでお母さまの外出がスムーズになるような提案をさせていただきました。まずは玄関土間を広げ、その一角に車いすを置く場所を設けました。さらにこの玄関土間からキッチンへ直接アクセスできる動線を新たにつくりました。キッチンまでの動線が短くなったことで、お母さまだけでなくご家族も便利になります。

さらに将来に備えて、お母さまの使用されるトイレの間口を広くとるご提案をしました。また、家の中だけでなく玄関から外に出る際に段差がある場合は、スロープを新設するのもお勧めです。

ひと言でバリアフリー化といっても、お客さまによって必要なレベルは異なります。状況によって、すぐに必要なこと、将来を見据えて行っておいたほうがいいことなどをお伝えするようにしています。

バリアフリー化は将来への備え。一度にすべて実現できなくても、将来を見据えて選択肢の多いご提案を心がけています。

表示の価格についての注意事項

  • ※価格は今回の事例での概算ですので、あくまで目安程度にお考えください。建物の状況によって、別途工事が発生することもございますので、詳しくはお問い合わせください。
  • ※図版の備品・調度品は価格に含まれません。

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