築20年を迎えたAさま邸。外壁リフォームをきっかけに「いずれは水まわりや室内空間もキレイにして、定年後のご褒美にしたい」という希望が浮上。せっかくなら早めに快適な生活ができるようにしたいと、住まい全体をリフォームすることにされました。間取りは気に入っていたため、大きく変更せずにインテリアデザインを一新。活用できていなかった和室を活かせるように全開にできる建具を採用したり、暗く感じるキッチンをフルオープンの形にしたり、大きくて通りづらかった洗面台を奥行きがコンパクトなものにするなど随所に工夫。以前の趣を残しながら、広々としてスムーズに生活できる家となりました。「前倒ししてリフォームをして正解でした」と語るAさま。
家族構成 | 夫婦 |
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間取り | Before: 1LDK → After: 1LDK |
築年数 | 20年 |
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リフォーム面積 | 52.23平米 |
工期 | 2ヶ月 |
Before
Before: 1LDK
After
After: 1LDK
間取りはそのままに、空間使いのバリエーションを提案。以前は出窓側にテレビを置いていたが、反対側の壁面をテレビボードとして活用。間接照明が落ち着いた雰囲気を演出しています。床は、既存の建具をそのまま使えるように、もとのフロアの上に増し張りできるものを使用。木目が個性的です。
垂れ壁で囲われた半独立型から、オープンな対面式に変更したキッチン。食器類から冷蔵庫まで入れられる大容量の収納を設置しました。目隠しの引き戸は、LDK全体の雰囲気に調和するよう、ブラウンカラーをセレクト。ダークグレーの個性的なキッチンカウンターは、セラミック製で傷が付きにくく、お手入れがしやすいのだそう。
活用できていなかった和室は、LDKとの間の建具を全開にできるものとすることで、LDKとひとつながりに。半畳たたみや間接照明の採用で、モダンなLDKと自然とマッチしています。「掘りごたつにしたので、年配のお客さまに喜ばれています」と語るAさま。
以前の洗面化粧台は60cmの奥行きがあり、空間に出っ張っていて使いづらかったそう。そこで、奥行きが40cmのものに取り換え、収納も設置しました。室内干し用のポールも取り付け、使いやすく便利な空間に
内装を一新して便器を取り換え、手洗いキャビネットを新設したトイレ。すっきりとして、清潔感のある空間に生まれ変わりました。
築20年を迎え、傷みが気になり始めていたという外壁。以前の趣は残しながら、リフォームして一新。落ち着きのあるグレーの外壁にし、玄関ドアも化粧直しして、すっきりと美しく生まれ変わりました。
※実例に掲載されている内容は、ヒアリング時の情報です
担当者のコメント・アドバイス
Aさまのご要望は、「活用できる和のスペースがほしい」「脱衣室などの水まわりを使いやすくしたい」「以前の落ち着いた雰囲気の内装に近いテイストで一新したい」などでした。間取りを大幅に変えたいというわけではなかったので、LDKの一角に畳スペースをつくるか、活用できていなかった既存の和室を活かすか再三検討。和室とLDKの間の建具を全開にできるものとすることで、一番空間を広く有効活用できるプランになりました。内装も、Aさまのセンスに合う落ち着いた雰囲気に仕上がっています。