アプローチから南欧風でまとめられた、明るい日差しが似合うKさま宅。しかし、19年前に1・2階で独立した2世帯住宅として建てられた家は、2間続きの和室が中心で、間取りもデザインも、夫婦と長女の3人暮らしにはあまりフィットしていませんでした。老朽化したキッチンの改修を考えたことがきっかけで、気になっていた間取り変更も合わせての全面リフォームを決意。「イタリアのマンマのキッチン」のイメージをテーマに、大胆なデザイン&間取り変更を行い、さらに庭と外構までトータルコーディネート。生まれ変わった住まいで、「テラスにピザ窯をつくってガーデンパーティを催したい」と、新たな暮らしの夢を膨らませるKさまです。
家族構成 | 夫婦+子ども1人 |
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間取り | Before: 1階3LDK・2階3LDK→ After: 1階2LDK・2階2LDK |
築年数 | 19年 |
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リフォーム面積 | 202.00平米 |
工期 | 2ヶ月半 |
Before
Before:1階3LDK・2階3LDK
After
After:1階2LDK・2階2LDK
映画鑑賞が趣味というKさまの希望で、ラウンジチェアに座ったときの目線の高さでテレビ台をオーダー。その壁面にダークグレーのタイルをあしらい、テレビモニターの黒色がよくなじむようにした。また、白い床とブルーの塗り壁は、すぐ隣に続くキッチンの南欧風デザインに合わせたもの。写真右側の2つの窓は、腰高から掃き出しに変えて、より多くの光を取り込むようにした
パン作りが趣味という妻の希望で、平均的なサイズよりも調理スペースを広めにカスタマイズしたアイランド型キッチンを採用。キッチンとダイニングの床にはテラコッタタイルを敷き、南欧風のイメージに。リビングから庭先まで視界が広がる開放感で、そこにいることが楽しめる居心地のいいキッチンに仕上がりました。
外壁にはオレンジ系のタイルを張り、門扉から玄関ドアに続く地面にもサークル模様にタイルを敷き詰めた。また、アプローチから見えるテラス部分には、南欧風のパーゴラ(日よけ棚)とシェードを設置。外構までのトータルデザインで、異国情緒あふれる住まいとなりました。
2階にあった小さな洋室2つをつなげて、広い1室に。奥側にあった洋室に入るための通路が不要になったので、大型の収納スペースに変更。容量が増えただけでなく、「しまいごこちイージークローク」を採用することで、洋服や小物を分かりやすく収納。衣替えも楽に行えるようになりました。
1階の洗面・浴室は、以前キッチンだった部分まで広げ、空間にゆとりを持たせた。浴槽や洗面設備を一新し、洗面化粧台には充実した収納スペースを確保。タオルやパジャマ類をたっぷり収納できるようになりました。
1階のトイレは、タンクレスタイプのトイレに変えたり、奥行きの浅い収納にすることで、床面積はそのままでも空間の有効面積が拡大。扉も引き戸にしたので、車いすでも使えるようになりました。
※実例に掲載されている内容は、ヒアリング時の情報です
担当者のコメント・アドバイス
1階の空間を大きく占めていた2間続きの和室と広縁を一体化させ、LDKをそこに移動。腰高の窓を掃き出し窓に変えるなどしてさらに採光性を高め、明るく広々とした南欧風のLDKに一変させました。キッチンなど、傷みが気になった設備類はすべて最新のものに入れ替え、内装も全面改装。また、庭と外構も南欧風にトータルコーディネートすることで、全く新しい住まいのように生まれ変わりました。夫婦それぞれの趣味とセンスが結実した仕上がりに、「夢がかないました」と喜んでいただきました。