ご両親が大切に住んできた家を、同居を機にリフォームすることにされたMさまご夫妻。「細かく仕切られた1階は使い勝手が悪く、活用できていない部屋が多くて。また、収納も不十分で物があふれていました」。そこで二世帯が心地よく暮らすために、1階には約40畳もの広さのLDKを実現。ご兄弟家族も集うことができるように。また、「物を隠してすっきりとした空間にしたい」と、パントリーやリビングクロークなど収納スペースを充実させました。このほか、2階の吹抜けだったスペースにサブリビングをつくったり、断熱性を高めて快適さをアップしたりもしています。生まれ変わった住まいでは、暮らしやすさを実感されているそうです。
家族構成 | 両親+夫婦+子ども2人 |
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間取り | Before: 8LDK → After: 7LDK+サブリビング |
築年数 | 23年 |
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リフォーム面積 | 159.07平米 |
工期 | 3ヶ月 |
Before
Before: 8LDK
After
After: 7LDK+サブリビング
細かく仕切られていた間取りを見直し、二世帯6人に加え、近所に暮らす兄弟家族も集える40畳ものLDKを実現。光と開放感にあふれた大空間は、大勢でものびのび過ごすことができます。
テレビの背面に、3.5畳のリビングクロークを設けた。「二世帯分のアルバムや小物類を十分にしまえる広さで助かっています。中にはパソコンスペースもあり、高校生の息子がよく使っています」(夫)。2ヵ所から出入りすることで回遊できる動線も便利です。
明るい陽射しの差し込むダイニングキッチンで、家族揃って料理や食事を楽しむことができます。
開放感のあるアイランドキッチンは、妻の希望。キッチンの背面は、食器やトースター、冷蔵庫、ごみ箱までしまえる大容量の収納に。引き戸を閉めれば生活感を隠すことができ、空間の美しさが際立つ。「自動洗浄のレンジフードにしたことで、掃除の負担が減りました」と、家事ラクの工夫も。
2階の吹抜けだった部分に設けたサブリビングは、黄色のクロスでカジュアルな雰囲気に。2人のお子さんがゲームをしたりするときなどに活用しているそう。「階段で空間がつながっているので、リビングに居ても孫たちの気配を感じられます」(ご両親)
物をすべて隠し、すっきり暮らしたいと希望されたMさま。そこで、リビングに大容量のクロークを、キッチン近くにはパントリーを設けました。「二世帯分の物をしまうのに十分な収納スペースができたので、助かっています」と口をそろえるMさまご家族です。
混み合う朝の時間帯にうれしい、ツインボウルの洗面台。サニタリーの床は、段差のないバリアフリー仕様に。
家族用の玄関には大容量のクロークを設け、ご家族全員の趣味であるゴルフ用品などをまとめて収納。玄関ドアは、カギを持っていれば開閉の手間が不要な自動式を採用しています。
※実例に掲載されている内容は、ヒアリング時の情報です
担当者のコメント・アドバイス
最大のご要望は、二世帯6人に加え、近所にお住まいのご兄弟家族も集まることができる広いLDKでした。竣工時の図面がなかったため、何度も現地調査を行い、慎重に構造面を検証。1階の仕切りを減らして約40畳ものLDKを実現することができました。また、1階と2階の空間をうまくつなげるため、階段の位置を何度も検討。以前より段数を増やして、勾配を緩やかにしています。二世帯分の収納もしっかりと確保。このほか、断熱リフォームに関して補助金申請をご提案したことも、ご満足いただけた理由の一つだったのではないかと思います。