定年を期に東京から地元の福岡に戻ろうと考えていたSさまご夫妻。「しかし実家は冬は寒く、夏は暑く、設備も老朽化していました。細かく仕切られていて使い勝手の悪い間取りや、各所にある段差なども解消しなければ、快適に暮らせない状態でした」と語るSさま。まずは床・壁に断熱を施し、窓にはインナーサッシを採用して快適な環境を実現。間取りも変更して、余計な廊下や壁のない大空間LDKを中心とした住まいに。オープンなキッチンからは、水まわりや玄関・土間、寝室への移動も楽。動線の無駄が少なく、バリアフリーで収納たっぷりの暮らしやすい住まいが完成しました。
家族構成 | 夫婦 |
---|---|
間取り | Before: 6LDK → After: 5LDK |
築年数 | 40年 |
---|---|
リフォーム面積 | 144.00平米 |
工期 | 5ヶ月 |
Before
Before: 6LDK
After
After: 5LDK
キッチンの向きを変え、オープンにしたことで、土間の大きな窓から庭の景色が楽しめるようになりました。背面には大容量の収納、パントリー、家事コーナーを設けたので、オープンなキッチンをすっきりと保つことができます。
位置や広さはそのままに、快適に使用できるシステムバスに変更しました。ひやりとしない床なので、冬でもあたたかです。また、段差のないフラットな床、引き戸、手すりで、バリアフリー仕様も実現しました。
部屋と廊下に細かく区切られていた壁を取り払い、オープンでフラットなLDKに変更しました。断熱をしっかり施したうえでインナーサッシ、床暖房を採用し、南北に風が抜けるようにもなったので、一年中快適に過ごすことができます。
ダイニングは、もともとあったテーブルが入る広さを確保しました。構造上抜けない梁がありましたが、下がり天井にしてスギの無垢材を張り、間接照明を入れて空間デザインのポイントにしました。
収納が少なく、物があふれていたというSさまの実家。そこで今回のリフォームで、玄関には天井までの大容量シューズクローゼットを設けました。たっぷりの収納スペースを確保したことで、日用品を目につかないようしまえるので、すっきりと暮らすことができます。
もともと庭に面した洋室だった部分の半分ほどを、玄関からつながる土間スペースに変更。ご近所の方が気軽に立ち寄れるスペースが完成し、「框に腰かければ、庭の景色が目を楽しませてくれます」と、お喜びのSさま。
玄関は、天井までのシューズクローゼットで、収納スペースもたっぷりと確保しました。玄関框の式台の奥行きを広げたり、収納を兼ねたベンチを設けて出入りの際の負担を減らし、年齢を重ねても負担なく生活できる住まいとなりました。
※実例に掲載されている内容は、ヒアリング時の情報です