空き家になっていたご実家をリフォームし、マンションから移り住まれたHさま。以前はリビング、ダイニング、キッチンが仕切られていたため薄暗い雰囲気で、洋館風のクラシックな内装も好みに合わなかったとのこと。そこで壁を撤去してLDKをオープンにつなげ、無垢材の下がり天井や石目タイル壁、間接照明を採り入れて、木の温もり漂うナチュラルモダンなインテリアに演出しました。また、収納を低めの位置に集め、視線の広がりを意識した空間を構成すると共に、モノが見えないすっきりとした暮らしを実現しています。「明るさも広がりも見違えるよう。家族がいつもふれあえ、友人も大勢招いて楽しめる家になりました」と笑顔で語るHさまです。
家族構成 | 夫婦+子ども3人 |
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間取り | 6LDK+書斎 → 6LDK+WIC |
築年数 | 28年 |
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リフォーム面積 | 268.00平米 |
工期 | 4ヶ月 |
Before
6LDK+書斎
After
6LDK+WIC
明るくモダンな雰囲気に生まれ変わったくつろぎ空間。間仕切り壁を取り払い、LDKをひと繋がりのオープン空間に。リビングはダイニング側の壁を割り肌の石目ボーダータイル貼りにし、上に無垢材パネルの下がり天井を配しました。間接照明も組み込んで、やさしい灯りで木の温もりと気品を演出しています。
ダイニングテーブルの上には、ルイス・ポールセンのペンダント照明「スノボール」を2つ設置。黒のセラミック調のカウンターキッチンがシックな家具のように映え、天窓から光が明るく差し込みます。キッチンはダイニング側も豊富な収納になっていて、ここにグラスやカップ類がすっきりとおさまっています。「テーブルからも取り出しやすくて便利です」とお喜びのHさま。
キッチン横からオープンな開口でパントリーへとつながる。パントリーにはL字の棚を造作し、保存食品やストック類などをたっぷりと収納。ここに勝手口も設けています。ロールスクリーンを下ろすと目隠しできるのですっきりした空間となります。
ダイニングと壁で仕切られていた家事室を用途変更。壁を取り払ってダイニングとオープンにつなげ、カウンターを造作してお子さまたちのスタディコーナーに。背面には本などがしまえるクローゼットも造作。「キッチンからも子ども達の勉強する様子が見守れて安心です」と語るHさま。
広い洗面所は白で明るくすっきりと統一し、カウンター収納と洗面化粧台をL字に造作。引き出しを家族別に分けて、それぞれに収納。お子さん達は制服もここに入れて、朝や帰宅時の着替えが洗面室でできるようにしている。カウンターでアイロンがけもできて便利。室内物干しも設置して、雨の日も洗濯物が干せるようにしました。
玄関ホールに、階段下を有効利用して広い収納スペースを新設。ゴルフバッグなどかさばるものや掃除道具もここに収納しています。玄関ホール側と廊下側の2ヵ所から出入りできる2ウェイの動線も便利です。
※実例に掲載されている内容は、ヒアリング時の情報です
担当者のコメント・アドバイス
LDK空間をオープンにつなげ、収納を低めの位置に集めて視線の広がりを意識した空間を構成して、開放的でカジュアルな雰囲気が漂う上質の住空間を創り出しました。単に部屋をきれいにすのではなく、暮らしを楽しくすることを主眼にプランを工夫し、ご家族が常にふれあい、ご友人が大勢集まれるお住まいに再生したのがポイントです。私の提案を採り入れてくださり、私自身も楽しませていただきました。海外での生活経験もあるHさまに、満足・感動していただくことができて、うれしく思います。