Tさまのお住まいは、築17年の一戸建て。雨漏りで天井ボードが落ちそうになっていたことから、リフォームを検討し始めました。住まいに手を入れるなら、不便を感じていたキッチンを変えたり、使っていなかった和室を自宅サロンのスペースにしたいなどの希望も同時に叶えたいと、1階全体を見直すことに。そこで、キッチンは料理をしながらお子さんたちを見守ることができるオープンな対面式に変更し、リビングは一部増築してタタミコーナーを新設、和室を落ち着きのあるサロンスペースに一新しました。また、動線を整理して随所に収納スペースも確保。広々として、すっきりと暮らせる住まいへと生まれ変わったTさま邸です。
家族構成 | 夫婦+子ども2人 |
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間取り | Before: 1LDK → After: 1LDK |
築年数 | 17年 |
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リフォーム面積 | 70.00平米 |
工期 | 2ヶ月 |
Before
Before:1LDK
After
After:1LDK
LDKの狭さが、Tさまのお悩みの一つでした。そこで、L型リビングの凹んだ部分を増築してタタミコーナーをつくり、キッチンをオープンな対面式にしてリビングダイニングと一体化。広々とした空間が生まれました。「料理をしながら子どもたちを見守れるようにもなって、安心して家事ができます」と妻は喜びます。
リビングが広くなったため、2人の娘さんの学習机を置くことができるようになりました。「以前は、鉛筆やノートなど子どものものが散らかっていたのですが、自分の場所ができたことでリビング全体が散らかることがなくなりました」。リビングにクローゼットも設け、制服などもしまえるようになっています。
リビングの増築部分は構造上外せない柱があったため、増築部分はタタミコーナーにして、柱と縦格子で空間をゆるやかに区切っています。フチなしの琉球タタミがモダンな印象です。
独立した壁付けL型キッチンは、オープンな対面式キッチンに変更。デッドスペースのない効率的な収納を希望し、高い位置の吊り収納ではなく、背面にシステム収納を設置。「火を使わないIHクッキングヒーターにしたので、料理に興味をもち始めた娘が、卵料理などに挑戦できるようになりました」と妻は言います。
妻待望の自宅サロンスペースは、活用していなかった和室と広縁だった場所に実現。構造上抜けない柱の位置から施術ベッドの位置を決め、カーテンレールを取り付けています。木のぬくもりを感じることができる内装を希望したTさま。居住スペースのフローリングや建具などはもちろん、サロンスペースも同様のテイストに仕上げました。「サロンは、化粧品やオイルなどさまざまなものを使うので、お手入れがラクな木目柄の塩ビタイルにしました。『本物の木みたい』と驚かれます」。
洗面台の鏡の下の壁、浴室の壁をタイル柄にし、シックな中にもかわいらしさをプラス。洗濯機の位置を、キッチンの勝手口側にしたので、洗濯を干したり取込んだりといった作業がラクになったそう。
以前は収納が少なく、困っていたというTさま。そこで大和ハウスリフォームでは、あまり活用されていなかった動線を整理することなどで、収納スペースを確保。玄関のシューズクローク、廊下やリビングのクローゼット、仕切り壁を利用したコンパクトなパントリーなどができ、居住スペースをすっきりと保つことができます。
※実例に掲載されている内容は、ヒアリング時の情報です
担当者のコメント・アドバイス
リビングの広さは増築することで実現し、独立していてお子さまに目が届かなかったキッチンは対面式に変更。和室と広縁を一体化させてゆとりあるサロンスペースも実現できました。また、動線を見直すことで収納スペースを増やしたので片付けがしやすく、洗濯を干したり取込んだりといった家事もラクにできるお住まいになっています。「はるかに生活しやすくなった」と言っていただけてうれしく思います。