「古いものを簡単に壊すことはしたくない。」そんな思いから築50年以上の物置小屋をリフォームし、心地よい暮らしが送れる住まいに仕立て直そうと考えたKさん。その建物が持つ“味わい”を残しながら、機能的に暮らせることというコンセプトのもと、既存の太い梁や柱を活かし、古民家風に仕上げることにしました。ワンフロアにしたLDKは、洗面やバスルームへの動線もよく、収納部分もたっぷりと設えることで機能的な住まいとなりました。「子どもたちに昔の良いものを伝えていきたいという思いが叶い、とても満足しています」。
家族構成 | ご夫婦+子ども2人 |
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間取り | その他 → 2LDK |
築年数 | 53年 |
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リフォーム面積 | 127m2 |
工期 | 2ヶ月 |
Before
築50年以上経っており、屋根や外壁はかなり老朽化していました。
After
1階の外壁には地元産能登杉の焼杉を、屋根には小松瓦を採用し、モダンな古民家風の外観になりました。
Before
After
日本家屋の趣きを大切にしつつ、モダンデザインを追求
単に古き良き日本家屋を再現するのではなく、趣きを残しながらもモダンデザインに仕上げることに。リビングから見上げた吹き抜けでは、梁の見せ方を工夫したことでインテリア効果もアップしています。
吹き抜けの大空間が広がるリビングには、その広い空間を効果的に暖められる蓄熱暖房機を採用。
リビングから見上げる吹き抜けの大空間。 重厚な梁の見せ方を工夫することでインテリア性を高めた。
お客様を迎える玄関は、漆喰風の塗装壁。 格調高い雰囲気に仕上がっている。 また、小窓も設置し、暗くなりがちな厳寒に明るさを配所した工夫がされている。
キッチンは機能的なアイランドタイプを採用。家事をしながらでも家族やゲストと会話を楽しむことができる。奥にはフリースタイルの大きな収納もあり、機能的。
リビングを見下ろす2階廊下。重厚な梁が安心感を与えています。 また、予算オーバーを防ぐために、1階のドアは無垢材、2階は集成材といったように来客を通す場とプライベートな場では仕様を変えている。
新しいお風呂は増築して設置。インテリアとあわせたブラウンとホワイトのモダンな組み合わせをチョイス。
外装材も地元産ものにこだわり、1階の外壁には地元産能登杉の焼杉を、屋根には小松瓦を採用。モダンな古民家風の外観に仕上げました。
※実例に掲載されている内容は、ヒアリング時の情報です