お母さまの長期入院で実家が空き家になっていたのが気がかりだったというSさんは、お子さまの誕生のタイミングで、リフォームをし同居することを決められた。「元の住まいの良いところは生かしつつ、家族の気配を感じられる空間にすること」をコンセプトに細かく仕切られていた壁を取り払い、大空間のLDKを生み出しました。構造上取れない柱には、レンガ調のデザインタイルを貼るなどデザインにもこだわりました。お母さまのためにバスルームやトイレをバリアフリーとするなど、機能性も向上させました。
家族構成 | 母+夫婦+子ども1人 |
---|---|
間取り | その他 → その他 |
築年数 | 41年 |
---|---|
リフォーム面積 | 195m2 |
工期 | 2.5ヶ月 |
Before
After
どこにいても家族の気配を感じられる、明るくゆとりのあるLDKへ
細かく仕切られていた和室をなくして、家族がゆったりとくつろげるLDKに変更。すべての部屋が、建具の開け閉めでひとつの空間につなげられるようになっており「予想以上に広がりのある空間になって驚きました。リビングで子どもと遊べるのがうれしいですね」とお喜びです。
庭に面した日当たりの良い場所はゆったりとくつろげる大空間のLDKへ。構造上、取り外せない柱にはレンガ調のデザインタイルを貼って、インテリアのアクセントに
広々とした玄関ホールも、床材などを一新し、家族を迎えるのにふさわしい、温もり感に満ちた空間となりました
RC造で、構造的な強度は問題なかったため、空間をいかに広く取るかを考えプランニング。インテリアにもこだわった快適な空間になりました。
LDKと隣の部屋は引き戸で仕切られているが、半透明のため圧迫感もなく、どこにいても家族の気配が感じられるようになっています。
良材を使った階段はそのまま残した。レトロモダンをテーマに、壁紙もSさんのセレクト。味のある雰囲気が漂う
家の奥にあったトイレは、玄関ホールに新たに設置。落ち着いた色使いでまとめた。お母さまの部屋からも近いのがうれしい
お母さまにも使いやすいように、浴室と洗面室は、以前と配置を変えて、十分な広さを確保。床をフラットにしたバリアフリー仕様としました。
洗面所は勝手口に続く設計に。便利に使えるスロップシンクを設けたほか、室内物干し場も兼ねるなど、使い勝手よく仕上げた
※実例に掲載されている内容は、ヒアリング時の情報です