病気を患って入院中のお母様の退院を控え、工場・倉庫として利用していた建物を住宅にリフォームされることにしたMさん。リフォームのコンセプトは、家族みんなが安全に、安心して暮らせる、車いすのお母さまにも介護する家族にとっても負担の少ない住まい。そこで大和ハウスリフォームは、玄関から浴室まで、すべてをバリアフリー化にすることを提案。お風呂を眺めがよく、プライバシーも確保できる2階に設置し、階段にも浴室にも昇降機を導入しました。
家族構成 | 夫婦+子ども |
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間取り | その他 → その他 |
築年数 | 30年 |
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リフォーム面積 | 170m2 |
工期 | 3ヶ月 |
Before
After
工場・倉庫空間を、家族全員が快適に暮らせる間取りに変更
工場として利用されていた建物は、重量鉄骨でできており、その頑丈な構造を活かして、家族みんなが快適に暮らせる住まいへリフォームしました。家族全員と、何度も意見交換しながら、最適なプランを提案し、理想の住環境を実現しています。
車いすでの生活は、ちょっとした段差や狭さがとても不便に感じられ、ちょっとしたことが大きな事故にもつながりかねません。そこで、Mさんは、玄関から浴室まで住まい全体をバリアフリーにしました。また階段や廊下にゆとりを持たせ、便利な動線も確保しています。
介護がしやすいようにバスルームにも昇降機を設置。開口も広くとり、車いすのまま中まで入ることができる。設備・仕様は厳選に厳選を重ねました。
車いすでもスムーズに移動できるよう、建具は全て引き戸にし、開口幅も広くとりました。また廊下も余裕のある幅に設計しています。
明るく広々としたリビング・ダイニング。廊下との間仕切りは、スクリーンウォールを採用し、閉めても、廊下側も暗くならないように配慮しています。
玄関へのアプローチはスロープにし、上がり框もほとんど段差無く仕上げました。
階段幅にゆとりを持たせ、さらにお母様が1・2階を行き来できるように昇降機を採用。1階のホールや2階の廊下も広く取り、手すりを付けることで、昇降機に対して安心して準備ができる工夫を施しています。
トイレは、お母様のご希望により、病院と同じ仕様、同じ手すりの位置としました。そのために、スタッフが病院まで計測に出向き、再現しました。
※実例に掲載されている内容は、ヒアリング時の情報です