車イスで生活をする娘さんが高校生になったのを機に、自立した生活ができるようにとリフォームを決意されたHさん。車イスでも安全・快適に暮らせる提案として、玄関は奥行きを持たせ土間と床の段差を無くし、廊下の幅も拡張。トイレも広くし、浴室は娘さんが一人で入浴できるように手すり付きのものを採用した。キッチンも車イスのまま料理ができるタイプにし、娘さんの生活も一変しました。
家族構成 | ご夫婦 |
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間取り | その他 → その他 |
築年数 | 17年 |
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リフォーム面積 | 93m2 |
工期 | 2.5ヶ月 |
Before
After
外から中へ、そして室内のどこにでも自由に行けるバリアフリー設計
玄関前にスロープを設置し、玄関ドアは開口の広い3枚引戸を採用。玄関は段差をなくして手すりを設けています。また以前は狭くてキッチンに入れませんでしたが、車イスでも回転できるだけのスペースを確保。生活範囲を広げる工夫も施しています。
玄関アプローチは、安全にスムーズに入れる勾配を計算し、スロープを設置。玄関ドアは、広く開ける3枚の引き戸タイプに変更。廊下やキッチンなどは、車イスが楽に回転できる広さを意識して設計しました。
車イスのままでも調理ができるキッチン。担当者とショールームに出かけ、高さを1センチ単位で調整した。調味料ボックスなども手の届く位置に配置し、安全性を考慮してIHクッキングヒーターを採用。便利に楽しく料理ができるように工夫している。車イスで回転できるスペースも同時に確保した
洗面台も車イスに対応したものに変更。脱衣室と浴室のスペースも広げ、出入口を引戸にすることで出入りがスムーズになりました。
手すりを使って、腰かけてから安全に浴槽に入れる仕様のユニットバスを採用。「お風呂に入りたいと思った時に、家族の手を煩わせることなく入れるので、すごくうれしいですね」と娘さん
トイレは入口を引戸にし、出入がしやすいようにするとともに、中にも充分なスペースを確保。手摺も設置し、一人でも問題なく使用できます。、
玄関ドアは、広く開ける3枚の引き戸タイプに変更。
ゆったりと、安全に支度ができるように奥行きを90cm広げた玄関。廊下の幅も45cm広くし、手すりを付けて段差もなくしました。床材にはキズに強い素材を採用しています。
以前は手をつないで出入りしていたというエントランス。一人で行き来ができるよう、安全性を計算したゆるやかなスロープを設けました。
※実例に掲載されている内容は、ヒアリング時の情報です