大和ハウスリフォームのご提案
1階のキッチンと和室をひとつながりのLDKにし、ご夫妻がくつろげる空間を。1階に物干し場にも使えるウッドデッキを新設し、洗濯など家事がラクにできる動線を実現します。
大和ハウスリフォーム株式会社
関西支店 大阪中央営業所 設計部
一級建築士 1級建築施行管理技士 1級電気工事施工管理技士
木造耐震診断士 大阪府被災建築物応急危険度判定士
馬田 安博
※所属は取材時の情報です。
リフォームご提案プラン
定年退職後にリフォームを検討されるご夫妻が増えています。年配の方のリフォームでは、間取りの変更だけでなく、老後に備えた住み心地の向上も重要なポイント。第二の人生を楽しく暮らすためのリフォームを紹介します。
ご家族構成は、2人のお子さまが独立した60代のご夫妻とペットの猫。お住まいは築35年ほどの木造2階建て住宅で、周囲に家が立て込んでいるため、1階は昼間でも電気を点けるほど暗かったそうです。また、これまで一度もリフォームをしたことがなく、設備等も老朽化していました。
リフォームにあたって最優先したのが、ご夫妻が一番長い時間を過ごされるリビング・ダイニングを設けること。そこで、ダイニングキッチンと和室をひとつながりの空間とし、対面型のキッチンを新設しました。和室だった空間には「足を伸ばして落ち着いた床座の暮らしを満喫したい」というご要望で掘りごたつを新設。掘りごたつにするため、50センチほど床を掘り込める位置を定め、下げた床下には防湿フィルムを貼るなど防湿対策も行いました。
さらに、リフォーム前のキッチンに収納が少なかったので、キッチンの前面にスマートビューカウンターを、さらに背後の壁面に造り付けのカウンター収納を新設しました。特注のスマートビューカウンターには、以前から愛用されているビールサーバーをビルトインするなど、モノが多くてもすっきりとした空間になるように配慮しています。
さらに、それまでガレージに置いていた洗濯機を室内に置けるよう、キッチンに洗濯機置き場を設けました。また物干し場として使っていた2階バルコニーを撤去し、その代わりに1階にウッドデッキを新設。洗濯時の動線が大幅に効率化できるだけでなく、2階バルコニーの撤去で1階のLDKの日当たりも良くなりました。
フルリフォームではありますが、水まわりは元の位置からできるだけ動かさないなど、コストを抑えるための配慮もしています。
表示の価格についての注意事項
- ※価格は今回の事例での概算ですので、あくまで目安程度にお考えください。建物の状況によって、別途工事が発生することもございますので、詳しくはお問い合わせください。
- ※図版の備品・調度品は価格に含まれません。
- 第14回 夫の定年を機に、築35年の家の改築を検討中。夫婦2人が終の住処として過ごしやすくなるリフォームはできますか?
- 第13回 車いすを使う高齢の母と同居しています。母はもちろん、家族全員が暮らしやすいバリアフリー住宅にリフォームできますか?
- 第12回 わが家の階段は玄関ホールにあります。子どもたちが帰宅した時に気配を感じられるリビング階段にリフォームできますか?
- 第11回 独立型のキッチンが狭く、閉鎖的。夫と2人でゆったりと料理を楽しめる空間にリフォームできますか?
- 第10回 夫婦共働きで忙しいため、少しでも効率的でスムーズに家事を行えるプランを提案してください。
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- 第7回 愛犬も家族も快適な、ペットと共存できるリフォームはできますか?
- 第6回 吹き抜け部分を利用して、2階に1部屋プラスすることはできますか?
- 第5回 築30年のマンションリフォーム。大きな間取りの変更や、水まわりの移動はできますか?
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- 第3回 定年後のリフォーム。これからの人生を楽しめる、快適な間取りにできますか?
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