大和ハウスリフォームのご提案
マンションのリフォームでも、構造によっては間取りも自由に変更でき、水まわりの位置も変えられます。全面改修で機能性もアップできます。
大和ハウスリフォーム株式会社
東京リフォーム事業部 設計部
萩原 貴子
※所属は取材時の情報です。
リフォームご提案プラン
マンションには共用部分と専有部分があり、リフォームができるのは専有部分のみとなります。このため、マンションリフォームでイメージどおりの空間を実現するには、専門的な知識とノウハウが欠かせません。今回は、最近担当させていただいた事例をもとに、マンションのフルリフォームを提案します。
既にお子さんも独立した50代のご夫婦二人暮らしのマンションの全面改修。リビング・ダイニングを広くとること、さらに収納をたっぷりと設けることを希望されていました。
和室をリビングに変更するにあたっては、間仕切り壁の撤去が必要です。マンションの壁は、鉄筋コンクリートでできている構造躯体以外は撤去が可能です。また、キッチンはシンクの位置を変更していますが、水まわりを移動するには排水・給水・換気の経路を確保する必要があります。図面やマンションの管理規約を確認してプランを作成しますが、こうした大幅な変更については、解体してみないとわからない部分もあります。解体時にはお客さまにもご確認いただき、ご理解・ご納得いただいてから進めるようにしています。
収納面では、食器のコレクションを納めるためにリビングにウォークインクローゼットを設置したり、趣味のための道具をしまう納戸を設けるなど、実際のライフスタイルに即して必要な場所に十分な収納を設けました。また家具も白いオーダーファーニチャーで統一し、スッキリとした印象に仕上げています。
アイランドカウンターからはリビング・ダイニングが見渡せる。
ホワイトで統一されたLDKはスッキリとした印象。
今後の生活を考え、床はすべてフラットにし、建具は可能なかぎり引き戸にするなど、バリアフリーにも配慮しています。さらに共用部分のため変更できないサッシは、インナーサッシをつけて、断熱性と気密性を向上させました。マンションだからとあきらめず、一度ご相談ください。リフォームによって機能面も向上させることで、より暮らしやすい住まいにすることができるのです。
表示の価格についての注意事項
- ※価格は今回の事例での概算ですので、あくまで目安程度にお考えください。現場の状況によって、別途工事が発生することもございますので、詳しくはお問い合わせください。
- ※図版の備品・調度品は価格に含まれません。
- 第14回 夫の定年を機に、築35年の家の改築を検討中。夫婦2人が終の住処として過ごしやすくなるリフォームはできますか?
- 第13回 車いすを使う高齢の母と同居しています。母はもちろん、家族全員が暮らしやすいバリアフリー住宅にリフォームできますか?
- 第12回 わが家の階段は玄関ホールにあります。子どもたちが帰宅した時に気配を感じられるリビング階段にリフォームできますか?
- 第11回 独立型のキッチンが狭く、閉鎖的。夫と2人でゆったりと料理を楽しめる空間にリフォームできますか?
- 第10回 夫婦共働きで忙しいため、少しでも効率的でスムーズに家事を行えるプランを提案してください。
- 第9回 リフォームの際にインテリアについても相談できるのですか?
- 第8回 明るく眺望の良い2階で暮らしたい。キッチン、バス、寝室などの生活空間を2階にまとめることはできますか?
- 第7回 愛犬も家族も快適な、ペットと共存できるリフォームはできますか?
- 第6回 吹き抜け部分を利用して、2階に1部屋プラスすることはできますか?
- 第5回 築30年のマンションリフォーム。大きな間取りの変更や、水まわりの移動はできますか?
- 第4回 水まわりのリフォーム、インテリアにもこだわった心地いい空間にできますか?
- 第3回 定年後のリフォーム。これからの人生を楽しめる、快適な間取りにできますか?
- 第2回 実家に同居します。2階の洋室をLDKにできますか?